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教育基本法について、そもそも(1) [教育基本法]

教育基本法をタイトルにつけ、こだわり続けているこのブログですが、教育基本法そのものについての記事は実はあまり多くありません。これはブログ開設の時期との関連があります。2006年夏、47年教育基本法と当時の政府案(現教育基本法)を読み比べて、政府案のあまりのひどさにびっくり仰天した私はにわかに戦闘モードになり、自分でもできることを模索しました。

その結果、「たった一人かい(会)」(←志村さんの「一人でもデモ」にあやかっていま命名しました)を結成して、通信を発行することを思いつきました。第1号は14ページの小冊子で、そもそもどんな法律なのか、政府案のどこに問題があるのか、どうして変えてはいけないと考えるか、素人なりに詳しくまとめました。当時動かせる限りのお金をかけて作成し、地域に2万部あまりポスティングしました。このころにはまだ、国会とは理性的な議論ができる場であり、二度の大戦の歴史も経てきた日本人は最後には知的な判断をするものだという素朴な信頼感がありました。

続いて第2号として名古屋大学教育学部の植田健男さんのインタビューをA3両面で作成し、これも2万部くらい今度は新聞の折り込みで配布しました。植田さんは現在は名大附属中高の校長先生をされていて、「こういう校長先生がいるならば子どもを通わせてもいいかな」と思うくらい素敵な方です。

このころの改正(改悪)反対運動の盛り上がりは全国的にたいへんなものでした。何日も続く国会での座り込み、ハンスト、公聴会や採決など節目の日には何千人もが国会を取り囲みました。しかし、マスコミはこうした動きをほぼ完全に無視して決して報道しませんでした。私は連日連夜、改正反対サイトの「あんころ」「教育基本法改正情報センター」のサイト、マスコミ報道を読み比べる日々でした。委員や議員、政党へもずいぶん電話、メール、ファックスで要請を続けました。こうしたなかで、マスコミ(テレビ、新聞)への不信が芽生え、次第に疑念から確信へと変わりました。そして、支持はしないものの一定の評価はしていた自民党に対しては全く不支持となりました。国会という場への信頼も非常に損なわれました。それはいまも基本的には同じです。

2006年12月15日、強行採決によって参議院でも政府案が可決され、新教育基本法が成立しました。その日は3年経ったいまでも忘れもしないのですが、先月のその日はPCの故障で修理に出していてブログにはアップできませんでした(日常もあわただしかったのですが)。

その後も個人的に反対の意志を生涯示し続けることを決意し、会の通信第3号を発行しました。A3両面で1万5000部くらいで新聞折り込みです。この時には一緒に活動してくれた仲間や現場の先生がとても良い文章を書いてくれたので、私は紹介文を書くにとどまりました。

そういうわけで、私の考え方のエッセンスは第1号の小冊子にまとめてあります。あとはその考えを前提として記事を書いてきました。ところが慣れない自費出版??に忙殺されてブログの開設まで手が回らず、通信第2号発行時にようやくブログを始めることができましたので、第1号は紹介できていません(ページ数が多いということもあります)。

そのため、このブログを途中から読まれた方や、長く読んでくださっても教育基本法に集中していなかった方にとっては、いまだに「教育基本法の何が悪いと管理人が考えているのか、いまひとつわからない」状態が続いているのではないかと思います。

改悪3周年、政権交代(私の観察では、いまの民主党は教育関係の幹部が替わりでもしない限り、教育基本法を変えることはしないとみていますが)という区切りを迎えて、ブログに紹介していなかった第1号小冊子の内容を書いてみようとしようと思います。いまだったらもう少し勉強が進んでいて違う表現をするだろう部分もありますが、基本的な考え方は全く変わっていません。
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今国会で強行採決も?!
教育基本法変えますか?
━ この子らの未来のために ━

現在、国会審議中!
教育基本法を読んでみませんか?
 ━ 現行法と政府案を対比して ━

この小冊子を手にとっていただき、どうもありがとうございます。私たちは特定の組織に属していない市民による会です。年齢、性別、職業、政治的信条を問わず、大半はいわゆる無党派層で、これまで政治的活動に加わった経験もありません。今回、教育基本法改正問題が浮上するなか、驚きと疑問を押さえることができず、この問題を勉強し考え続けていこうという趣旨で「教育基本法を読み学ぶ市民の会in滋賀」として誕生しました。

みなさんご存知のように、現在開会中の第165臨時国会では、教育基本法の改正が議題に上っています。現内閣は最重点課題と位置づけ、今国会での成立を目指す考えで、各新聞等でも「愛国心」関連の論点を中心に取り上げられています。

しかし、一般の国民には法律の全体像は意外に知らされていないようです。私たちも「いったい何が、どう変わるのだろう?」という疑問を持ち、あまり先入観を持たずに現行法と政府案の全文を読み比べてみました。ところが、政府案では会員の予想をはるかに超える変更がなされていて、戦後の教育の柱となってきた理念や目的そのものまで大きく変わってしまっていました。

「これはたいへんなことだ。広くみなさんに知ってもらい、国民全体で議論を尽くすべきテーマではないか?」そういう問題意識から「教育基本法を読み学ぶ市民の会in滋賀」を結成して書籍や講演会、インターネット、教育学者へのインタビューなどによって勉強を進めながら、市民の方にもっと知っていただけるように、この小冊子を作成しました。

本会としての意見・見解は11ページ以降にまとめてありますので、何はともあれ、一度ご自分の目で全文をっ読んで考えてみていただきたいと思います。現行法はわずか11条、政府案でも18条の短い法律です。条文特有のやや堅い言い回しはありますが、法律や教育を専門としない会員でも読み通すことができました。

教育基本法は準憲法または教育の憲法とも言われる重要な法律です。3ページから10ページまで、現行法と政府案を対比して載せてありますので、ぜひ目を通してみてください。
(本会が特に重要と考える現行法および政府案部分を太字にさせていただきました)

〜〜〜
これは前書きで、ここからいよいよ条文に入るのですが、出かける時間になりました。いまで2ページなので、先はずいぶん長いし、現行法と政府案の対比をしてありますので書き方も難しいのですが、この後も絶対に続けます。

今日まで子どもが実家に滞在していました。帰ってくるとブログを書く時間が激減する(なくなる?)と思いますが、しばらくお待ちいただければありがたいです。 


2010-01-05 12:32  nice!(2)  コメント(13)  トラックバック(0) 

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tamara

maiさんとのおつき合いも3年になるのですね。政権交代はしても教育まではまだとても、と私も思っています。それでも絶対変わらないと思っていた自公政権が退陣したのですから、今後また何があるかわかりません。悪いことばかりでなく良い方に向かうということもあるかもしれない、と思いたいですね。神経の細い(?)私たち、しぶとくがんばりましょう!
by tamara (2010-01-11 21:04) 

kimera25

おひさです。
そして
遅くなりましたが
おめでとうございます。

①国家が個人の領域である
人の道を
「道徳」と言うらしいですが
偉そうに語るのが間違っている。
②政権の史観を押しつける。
③自国文化を事すら美化する。
④自国歴史を自国に良いように曲げる。
⑤国民投票をしないで
勝手に議会の多数だけで日の丸と君が代を国の物と強行した。
⑥安倍個人の嗜好にアホ学者が騒いで造った。

kimeraはこれらを全面否定しますが
民主政権では難しいと思う。
政権交代支持と
教育改悪問題は別次元で
上記内容の国際化に応じたものは
市民派政党の新しいものが必要だと思う。
社民を元にした
新しい保守に対抗すべき
新しい第三極の新党が必要だと思うが
当面民主の停滞主義で4年過ごすしかないと思う。

この意見については
ココではなく
kimekime25に直接ご意見ください!
くれぐれもココにはコメントをこの意見では
投稿しないでください!
なお
kimeraの記事に「maiチャン」から来ましたと明言ください。


※ maiチャンごめんね!
こんな意見書いてしまって!


by kimera25 (2010-01-12 03:44) 

mai

>tamaraさん
本当にもう3年になるのですね。けっこう苦しいなかで、tamaraさんのブログの文章や励ましがどれだけ力になったことでしょう。どうもありがとうございます。

確かに何が起こるかわからない時代ですね。悪い方へ考えてしまいがちな私ですが、できるだけ明るい方向を見てやっていきます。これからもよろしくお願いします。

>kimeraさん
コメントいただけて嬉しいです。今年もよろしくお願いします。投稿の件、了解しました。ご配慮ありがとうございます。
by mai (2010-01-12 08:02) 

hm

教育基本法改悪は戦後最大の愚行でしょう。
 ただ、その愚行は間違いなく最悪の政権の命取りになっています。要するに、私も含めた「無関心層」が目を覚ますきっかけになり、本気で、この政権を終わらせなければならないと思ったのですから。
 
 私の「改悪」反対論の根本は、人の創意工夫のエネルギーを信じない、創意工夫のエネルギーを殺しかねないような、上からの一方的な時代錯誤的な価値観の押しつけへの反発が最たるものだったように思います。

 救いは、「改悪」にもかかわらず、世の人々の知的営み・エネルギーはそんなにやわではなく、「改悪」の中心だった者たちの偏狭な考えが子供たちを支配することなど出来そうもないということです。

 すなわち、教育基本法にいくら「徳目」らしき態度を身につけることが「教育の目標」であると書き込もうとも、現場で子どもに接している教師や親は、まさか「徳目っぽい態度を身につけさえすれば、子どもが一生ハッピーに生きてゆける」などとは本気で信じるはずもなく、やっぱり、以前と変わらず、子ひとりひとりそれぞれに生きてゆく力を身につけてゆくことを支援することを懸命にやっている、ということなのだろうと思います。
 要は、国の役割は、その条件整備に尽きるわけですよね(これこそ、47年教育基本法の根本精神)。

 民主党政権の心ある人たちが、具体的政策の中で、47年教育基本法、すなわちそれは、日本国憲法や子どもの権利条約と同じ軌道にある精神を活かす政策を実現してくださるよう、見守ったり、働きかけたりしていきたいものです。

 今年もよろしくお願いします。 
by hm (2010-01-13 16:35) 

mai

>hmさん
コメントどうもありがとうございます!そうです、そうです。私もhmさん以上の「無関心層」でしたが、この事件を契機に社会のさまざまなおかしさが少しずつみえるようになった気がします。

>救いは、「改悪」にもかかわらず、世の人々の知的営み・エネルギーはそんなにやわではなく、「改悪」の中心だった者たちの偏狭な考えが子供たちを支配することなど出来そうもないということです。
教育に関して、わが家はちょっと違う世界にいるようなので、普通の現場の様子を知っているhmさんからそう言っていただくと、とてもホッとします。

教育基本法のすぐの改正は無理だとしても、おっしゃるように具体的政策のなかで旧法の精神が生きていけばいいですね。

こちらこそ、今年もよろしくお願いします。子どもの帰宅や自分の仕事でお返事遅れて失礼しました。
by mai (2010-01-18 19:10) 

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