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新政権の文部科学関係の人事を懸念します(1) [教育基本法]

さて、子どものインフルエンザに続いて翻訳仕事などであわただしかった日々がようやく一段落しました。午後には週末帰宅の子どもの迎えがありますが、それまでは久々のフリータイムです。

さて、民主党政権に変わって、教育理念の変化はあるのかずっと考えてきました。以前の記事にも書きましたが、教育への予算増額、教員の免許更新制の廃止などの政策はもちろん支持しますが、根底にある教育観が変わるのか、変わるとすればどの方向に?というのが私の興味です。

それを予測するひとつの要素が、文科省関連の主要人事だと思います。文科大臣、副大臣、政務官について挙げておきます。

▽文部科学相 川端達夫(衆院)

▽副大臣
 中川 正春氏(なかがわ・まさはる)党財務相。米ジョージタウン大。三重2区。当選5回。59歳。

 鈴木 寛氏(すずき・かん)党副文部科学相。東大。参院東京。当選2回。45歳。

▽政務官
 後藤斎
 高井美穂





それぞれの方の教育基本法についての発言は、「改正」が問題になった時に審議録を必死で読んだ時の感覚を思い出しながら、教育基本法「改正」情報センターの、特別委員会での発言を読み返しています。また個々の方の詳しい発言や考え方についてはホームページ等で調べているところです。

政治を専門とするわけではなく教育政策に関心を持つ保護者にすぎない私には、個々の人物を評価するのは荷が重すぎます。さらにまだ勉強中の時点なので、確定した意見ではないことをご了承ください。

しかし、私の印象では人事を一見した時点から、「厚労省などの思い切った実力派・専門家の起用と比べると、文科省人事では『新しい教育』を作るという意気込みは強く伝わってはこない」と感じています。そして、調べるほどにその感を強くしています。

文科大臣の川端達夫氏については、地域が近くてある程度知っているのですが、教育畑の人ではありません。
ご本人のホームページから政治的経歴を抜粋します。

昭和61年衆議院議員初当選以来7期連続当選。
衆議院災害対策特別委員会委員長、安全保障委員会委員長、議院運営委員会理事、裁判官弾劾裁判所裁判員、民主党国会対策委員長、幹事長、常任幹事会議長等を歴任。
現在、民主党滋賀県総支部連合会代表(平成16年2月~)、党副代表(平成18年9月~)、衆議院決算行政監視委員会委員長(平成21年1月~)。

工学部の出身で科学技術には明るいのかもしれませんが、一般市民には東レ労組出身で旧民社党系列(改憲派)という印象が強いです。川端氏と同県に長く住む知人が「教育に関する川端氏の考え方が全くわかりません。何か情報があればお知らせください」と言っているほどに、教育そのものに関する発言は少ないです。私も川端氏が文部科学大臣という報を聞いた時には、「えっ!」と絶句するくらい驚きました。

川端氏の国会での発言録にざっと目を通してみると、教育関係のものは非常に少なそうです。2006年3月に「個人情報に関し、学校教育での文集についての取り扱い」について当時の小坂大臣に質問している項目が目立つ程度です(この質問の趣旨については私は反対ではありません)。

ホームページの「政策のポイント」(以前ははっきり書いてなかった記憶があります)では「●教育:すべての子どもたちにチャンスを 高校は実質無料化 大学は奨学金を大幅拡充。伝統文化を大切に、新時代の人材を育成します」とあります。
*このあたり、民主党の打ち出している政策と整合性が取れていますね。shiraさんご指摘のマジックワード「伝統文化」も使用されています。

続いて鈴木寛氏です。この方は確かに教育に力を入れてこられましたが、これまでの調査によれば「自民党よりも復古的」と言われた教育基本法民主党案作成の中心人物のようです。教育基本法についての発言でも、「あれっ、この方は与党かしら野党かしら?」というようなものが目立ちました。

鈴木氏以下について、いい加減な記述があってはいけませんので、もう少し復習をしてからまた記事にしたいと思います。今日は取りあえずここまでにします。


2009-10-02 10:06  nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 

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コメント 4

hamham

maiさん。今晩は。
貴重な情報を読ませていただきまして、有難うございます。教育行政を担当する政治家、政党の内実をを知っておくということは、私達主権者である国民にとって、大変大事なことだと思います。折角、国民の手で、自公政権を退場させたのですから、まともな教育行政をやってもらいたいです。民主党、社民党、国民新党そして新しい鳩山連立内閣が、「教育は未来の主権者を育てるのだから、憲法の理念、条項に従って、父母、保護者、教師と国民の付託に応えて、如何なる困難があっても、しっかりやる」と、先ず、宣言をして貰いたいです。そして、安倍内閣の時に虚構の多数で、碌な審議もしないで、主権者国民の反対を強力で押し切って成立させた問題の現行教育基本を廃止する、代わりに、世界的にも評価されている、教育の憲法でもあった「前の教育基本法」を復活させてもらいたいです。このスタンスで、私も主権者の一人として、社会の宝である可愛い子ども達のために頑張りたいと思います。

by hamham (2009-10-02 20:55) 

志村建世

教育問題は、政権交代の大きな争点でなかっただけに、要注意ですね。川端達夫の大臣就任は、私にもピンときませんでした。民社党時代から、比較的よく知っている人ですが、特に子供の主体性を尊重する思想の持ち主とは思われません。むしろ「友愛精神」の子供版として、管理主義教育からの回帰を要求した方が効果があるかもしれませんね。
by 志村建世 (2009-10-02 23:07) 

mai

hamhamさん、志村建世さん、コメントをいただき、どうもありがとうございます。子どものいる週末をはさんでお返事が遅くなって失礼しました。

>hamhamさん
>「教育は未来の主権者を育てるのだから、憲法の理念、条項に従って、父母、保護者、教師と国民の付託に応えて、如何なる困難があっても、しっかりやる」と、先ず、宣言をして貰いたいです
おっしゃる通りですね。官僚支配、貧困・格差問題、社会福祉などに対して、教育問題への力の入れ方がちょっと弱いように感じるのは残念です。

hamhamさんの方がよくご存知かもしれませんが、教育基本法や教育関連法案について鳩山首相は、以前に出した対案を再提出するか(←それはやめてほしいものです)、再度法案を練るか、(それとも現行法でいくか)態度を決めかねているようです。微力ながら保護者としても折にふれて繰り返し、民主党や他の与党に要望を出したいです。

>志村建世さん
志村さんは労組事情に詳しいのですね。川端氏のこともご存知のようで心強いです。「友愛精神」の子ども版ですか。なるほど〜。アイデアマンの志村さんですね☆今度、民主党へのお願いメールに使わせていただくかもしれません。

>shiraさん
niceどうもありがとうございます!

by mai (2009-10-05 18:18) 

エアマックス 2010

カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
by エアマックス 2010 (2013-07-26 16:10) 

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