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【17日をめどに集めている署名です】大阪・府立国際児童文学館の存続を求めて [子どもの世界]

私も今朝になってこの活動を知り、この記事を書いてから急いで署名するつもりです。我が家でいま親子とも楽しんでいるのが、絵本を一緒に読むことです(親の私がいちばん楽しんでいるという説も・・・)。もともと、私自身は幼児期に読み聞かせをしてもらっておらず、自分の子どもについても「小学生になってから、自分の興味に応じて読んでいったらいいや」と思っていました(私自身がそうだったので)。

でも、ときおり目にする絵本を見ていると、とても良いものが多いことに気づきました。児童文学研究家の小澤俊夫さんのむかしばなしシリーズ、うさこちゃん(ミッフィー)、こぐまちゃんシリーズ、はらぺこあおむし、11ぴきのねこ、へんてこライオン・・・・挙げればもうきりがありません。

それらを読んでいると大人でも十分に楽しいのですが、やはり一番楽しく印象深い年齢が子どもにとって「いま」ではないかと思うようになりました。絵本放任派だった私ですが、「この時期でないと感じられないことがありそう。いま読まないのはもったいない」と感じるようになり、それまではほとんど親戚や友人からお下がりの絵本ばかりだったのですが、福音館書店の「こどものとも」を買ったり、毎月作品を厳選して配本してくれるブッククラブ(童話館 http://www.douwakan.co.jp/)に入会したり、にわかに子どもの本を買うようになりました。

で、子どもはというと、やはり楽しんでくれているようで、もともとお下がりの本を何回も読んでいたのですが、最近は毎晩2冊、子どもが選んだ本を親子で読んでから眠りにつくようになりました。

たいへん前置きが長くなりました。そういうわけで、子どもの本の大切さがわかってきたところに、橋下知事の意向で府立国際児童文学館が閉館になる危機との報があり、とてもショックを受けています。私は国際児童文学館に行ったことはありませんが、いただいたメールを読むと、子どもの本文化を下支えしてきた大切な施設だということを確信しました。

文化的なこと、しかも未来にはばたく子ども関連の事業を安易に廃止してしまうことは、たいへんな問題だと思います。

以下に転載しますので、署名をお願いします。多少遅れても声をあげることは大事ではないかと思いますので、18日以降に読まれた方もぜひご検討ください。

発信元は「児童文学書評」のひこ・田中さんという方です。

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【児童文学評論】                     お願い号 
      
1998/01/30創刊 今号の発行部数3262部
     kids@hico.jp
〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp
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☆すでに各マスメディアの報道でご存じの方も多いと思いますが、児童文学館が存続の危機にあります。
 ここには現在、府の予算でだけではなく、一般の方、出版社、作家、研究者たちの寄贈によって四半世紀の年月をかけ、七十万点もの資料が集積されています。
 資料館は、継続的に資料を集めていかないと、その価値はなくなります。一度廃止してしまうと、容易には元に戻すことができないのです。
 児童文学館に集められている資料は、雑誌の付録など、意識的に残していかないと散逸しやすい物も多く、とても貴重です。専門員による継続的な管理・保存が必要と考えています。

 子どもの物語たちの記憶が失われてしまはないように、存続願いの署名運動を行っています。お一人様からでもよろしくおねがいいたします。
 ご協力いただければ幸いです。
 
 署名用紙は、「児童文学書評」http://www.hico.jp/に置いています。  発送はFAXでもかまいません(手書きでお願いします)。  五月十七日をめどに、  020-4665-3160まで、お送り下さい。

*また、kids@hico.jp 宛に、ご賛同のお名前とご住所を送っていただいても、もちろん結構です。

  (ひこ・田中)


……………………………………………
参考:3月20日のasahi.com より
■橋下知事 国際児童文学館「府立図書館などに集約化を」2008年03月20日

 大阪府の橋下徹知事は20日、見直しを進める府立27施設のうち、吹田市千里万博公園の国際児童文学館を視察し、「同じような機能の所に統合した方がいい」と話し、府立中央図書館(東大阪市)や中之島図書館(大阪市)などと集約化していく方向を示唆した。

 同館は84年に開館。子どもの本や資料70万点を所蔵し、子どもが本に親しむための支援・研究などの活動をしている。

 視察後、橋下知事は「通常の図書館となぜ分離しているのかわからない。児童文学を子どもに広める機能は必要。例えば府立図書館に入るとしても、そこで特徴を出せばいい」と話した。蔵書の保管などハード面の課題については「いい案はないか知恵を借りたい」とした。

 向川幹雄館長は視察後、資料のうち50万点が文学発展に貢献するとして寄贈を受けたものと説明し、「文学館だからこそ寄贈が受けられる。統合されたら受けられない」と話した。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200803200035.html
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もう1通。
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 日本書籍協会(出版社の団体です)は、五月一日に、副知事に面談し要望書を提出し、意見を述べました。
 以下、その内容をお知らせいたします。
 児童文学館がどのようにして維持され、発展してきたかがわかります。
 ブログなどで紹介していただければ嬉しいです。(ひこ・田中)
……………………………………………
2008年5月1日

国際児童文学館の存続について 社団法人 日本書籍出版協会
http://www.hico.jp/

● 日本書籍出版協会(書協)について

・日本を代表する出版社団体。1957年3月創立。現在会員472社。
・出版事業の健全な発達、文化の向上と社会の進展に寄与することを目的と
する。

● 書協と国際児童文学館との関係

協会所属の出版各社は、国際児童文学館の趣旨に賛同し、開館以来24年間、発行図書の寄贈などの支援を行い、その発展に尽力してきました。

会員出版社 約250社が 図書・雑誌 約8,000点(年間)を寄贈

  【参考】年間収集資料点数 約15,000点

  うち寄贈 約9,000点(約2,100万円相当、出版社・個人・機関)

<寄贈について>

・出版社がこのような形で寄贈しているのは、全国で国際児童文学館だけです。

・図書館には、寄贈していません。

・存続されるならば、引き続き、協会を挙げて支援させていただきます。

<理由>

国際児童文学館は、図書館と大きく異なる機能と役割を持っている。

・資料は、児童文化財として、発行したままの姿で保存、次代に引き継がれる。

・資料を元にした研究は、出版社にとっても参考になる。

・寄贈した資料は、子どもの読書活動推進に活かされている。それは、全国のモデルとなる。

● 大阪府に望むこと

・行政の継続性、公の責任を考えていただきたい。

 協会所属の出版各社は、設立主旨と役割に大きな期待を寄せ、大阪府と同館の要請に応えて本の寄贈の支援をしてきました—

 子どもたちの読書環境の整備に向けて、大阪府の計画においても、国際児童文学館は重要な役割・機能を担うことが明記されています—

・国際児童文学館は「官民協働」の仕組みを構築している先行事例です。

 同館の実質的な事業費約3億円(企業の協賛事業費等を含む)のうち、3分の1は民間等によるものであり、人的、知的な協働作業など支援・協力によって運営されています—

・5年後、10年後を考えていただきたい。

 「大阪の未来をつくる」中に、子どもの未来に特段の配慮をいただきたい。

 一度失ったものは、二度と戻ってきません—

・国内、国際的な観点から国際児童文学館の意義を考えていただきたい。

 府民、国民の貴重な財産です—


わが国の児童文学研究、読書推進活動の中核施設である大阪府立国際児童文学館および財団法人大阪国際児童文学館の存続と充実を強く要望します。
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上にも書いたように行ったことはないのですが、児童文学研究の中核施設であることは確かなようです。ぜひ存続してほしいものです。また、橋下氏の方針のなかで、「図書館の集約化」というフレーズはたいへん気になります。もちろん中核となる図書館は必要ですが、それと同時に身近な生活圏に中〜小規模でもいいから図書館があり、いつでも誰でも気軽に本に触れられるというのは、本と共に人生を過ごすためにたいせつなことではないでしょうか。

手元の本によれば、人口56万のヘルシンキには図書館が38館あるそうです。ヘルシンキと面積・人口ともに同規模の東京八王子市にある図書館の数は分室を含めても5館。一般の市民が利用できる大学図書館は16館あるが、利用するのに有料であったり、紹介状を必要とするところも多い・・・とのことです。国民の77%が毎日平均1時間読書をしているというフィンランドの状況は、そういう図書館整備によるところが大きいようです。

こういう点は削減するのではなく、反対に将来の国民のために投資するべき分野ではないでしょうか。


2008-05-17 10:12  nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 

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大阪

児童図書館に署名した高名な人。団体。
大阪人でもないのに、存続署名して、税金払うのは
私達、大阪人なんです。医療をぜひとも残して欲しいのに、他県の人の署名で、税金払う人の事考えてますか??????

高名な人。団体。お金を出してください。
他県の人が署名するなら、寄付金付けて貰わないと、勝手過ぎる。
児童図書館より医療が欲しいんです。税金払わない
他県の無責任は、辞めて欲しい。
by 大阪 (2008-05-18 00:52) 

mai

>大阪さん
この記事が気に障ったようで、まずおわびします。医療・介護、社会保障、教育はすべて民営化、規制緩和にそぐわない分野であり、国や地方自治体が手厚く予算を向けていくべきだと考えます。目を向けるべきは、地方税制のしくみ(地方交付税の削減など)、企業や富裕層への課税をもう少し強化すること、行政のむだ遣いなど、なぜ上記のような予算まで削られなければならなくなったかという点ではないでしょうか。市民が必要な分野の間での反目はプラスにならないと思います。
by mai (2008-05-18 08:40) 

大阪人

基本的に、文化、芸術とは、お金のある所に保護される物。
絵画、音楽、昔からそうでした。貴族、金持ちの物です。
お金が無いという事は、その前に食べる、着る、住むになります。
貴族等の遊びの為に、芸術、文化です。
お金のある所で保存される事で、管理状態が良くなります。
故に、絵画でも、何でもお金のある所に流れます。(世界中で)
オイルマネーとか、色々言われますが、その方が絵画の為であったりします。    まあ、姉が図書館にボランチアに行ったりしてますが、
そういうこと考えられないんでしょうか??何も図書を失くすと言ってませんし!!  大阪人としては、他の施設でもそうですが、何で他県の人が税金払わない人が募金もせずに無責任な署名するのが腹が立ちます。特に高名な人、団体。  でした

by 大阪人 (2008-05-22 07:55) 

大阪人(追伸)

行政の無駄”人件費高い!福祉の多さ(真面目に働いた人より多い)

国とかでも、税金払いたくないと思います。(良くなると思えない)
大阪の府、市町村の多くは、福祉、人権費で倒れかけが多いです。
大阪は、福祉に金が掛かりすぎ、企業に法人税高くしすぎて
前から大阪を脱出しています。第2法人税上げると本当にもっと逃げます。福祉を本当は下げないと、貧乏だけ集まり、大企業が、大阪から
離れます。  日清も逃げましたね?松下も考え出してるそうですよ
by 大阪人(追伸) (2008-05-22 08:06) 

mai

>大阪人さん
コメントありがとうございます。おっしゃる趣旨は理解しました。日本の国全体および地方自治体で起こっている財政難については、根の深い原因があるように思います。もしまだご存知でなかったら、次のブログをご紹介します。http://sun.ap.teacup.com/souun/126.html

限りある財源を何に使うかについてはいろいろな立場から意見があると思いますが、1994年ごろのフィンランドの例も一つの参考になるかもしれません。当時の教育大臣の言葉を引用します。

「(教育大臣に就任した1994年には)フィンランドは深刻な不況のまっただ中でした。失業率が大変高く、経済状態は非常に悪かったです。財政支出を抑えなければなりませんでした。
わたしたちの問いは、どうすればフィンランドがこの不況から脱することができるかということでした。当時決断したのは"投資"をするということで、争点はどこに投資すべきか。企業に投資したとしても、その企業はいずれ他国に出ていってしまうかもしれない。しかし、人という資源に投資した場合、その人はそこにとどまる可能性が高いのです。
わたしは、不況から抜け出すには人という資源に投資するのがいちばんよい方法だと思いました。この戦略は成功しました。教育に投資したことで、研究開発も活発になり、情報通信という新たな産業が育ち、たくさんの雇用が生まれました。フィンランドは教育の力によって少しずつ不況から抜け出したのです」。

この例が日本にそのまま当てはまるかはわかりませんが、資源に乏しい日本では、基本的に人(子ども、成人、高齢者すべて)に投資するという方向は有望なのではないかと思います。

大阪の人間でない者が署名活動をすることについて、たいへん憤りを感じておられるようですので、個人的な事情を少し。わが家は遠くない将来に大阪に引っ越す可能性があります。そして、いまも広く言えば大阪文化圏に住んでいます(児童文学館には残念ながら行ったことがありませんが)。募金については、そういう呼びかけがあれば積極的にするつもりはあります。

大阪人さんの論理展開から考えてみます。どこの自治体もおなじだと思いますが、純粋に地方税でまかなわれているのは3割程度で、地方交付税や国庫支出金など、国からの支出の割合が多いのではないでしょうか。当該自治体の住民の意見が最優先されるのはもちろんですが、影響力の強い中核自治体の政策について、住民税負担の有無を理由に近隣自治体の住民が意見を言えないというお考えには疑問を感じます。
by mai (2008-05-22 19:37) 

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